Facilitating Interaction between Innovation & Regulation

フォーサイト活動関係者による情報交換会(第1回): 2018年3月12日開催@GRIPS

これまで、科学技術イノベーション政策におけるフォーサイト活動は、ワークショップやデルファイ調査など、定性手法に基づくものが中心でしたが、近年ではビッグデータなど情報工学的な観点からの支援にも期待が寄せられています。しかしながら、予測と情報工学の融合分野で活動する研究者は多くなく、予測上有用で、技術的に容易に対応できそうなことも、明らかになっているとは言いがたい状況です。フォーサイト活動関係者による情報交換会の第1回目として、データ・インテンシブなアプローチを取る取組みを幾つか共有し、各PJのシステム開発の枠組み（目的、スコープ、対象分野、開発スケジュール等）、システム開発やデータ・手法における技術的課題、技術的課題解決に向けた対策案について共有したのち、今後解くべき共通課題は何か、議論を行ないました。本情報交換会は、SciREXセンターとRISTEXプロジェクトのコラボレーションとして実施されました。

	テーマ	プレゼンター	所属
14:30-	イントロダクション	岡村　麻子	GRIPS　SciREXセンター
14:40-	レギュレーションのための技術予測システム(Regulatory Horizon Scanning)のデザイン	加納　信吾 伊藤　紗也佳	東大新領域
15:00-	情報技術・分子ロボティクスを対象とした議題共創のためのリアルタイム・テクノロジーアセスメントの構築	標葉　隆馬 田中　幹人	成城大学 早稲田大学
15:30-	未来洞察手法を用いた情報社会技術問題のシナリオ化	鷲田　祐一	一橋大学
16:30-	AIを用いた予測モデリング	鹿島　久嗣	京都大学
17:00-	ICTを用いた予測支援の取組	小柴　等	NISTEP科学技術予測センター
17:30-	SPIAS、SPIAS-eを用いた予測の可能性	原　泰史	GRIPS　SciREXセンター